2011年11月25日金曜日

アメリカ買い付け10月 LAST

アメリカ買い付けブログ、ラスト。
ようやく最後です。
もうホント思い出せないのでトントンといきます。

最終日。

いきなりですが
OUTBACK STEAK HOUSEにてご飯の様子。18オンス(約500グラム)。凄いボリューム。肉が似合う。(なんか海賊っぽいです。)”頬張る”という言葉が似合います。


オニオンフライも一緒に。(そりゃ太るわ。)
カロリーなんか気にしないその姿はもうアメリカ人です。

その後、
シカゴではビンテージショーやフリマなどをまわり買い付け終了です。
空振りなどもありましたが割と楽しめた街でした。
で、無事帰国。

帰国後、ホントたくさんの方にご来店して頂きまして感謝しております。
自分達の選んだ物で少しでもテンションが上がったり、喜んでもらえるだけで純粋に嬉しく思います。その為にやってるんかなと考えたりもします。悩んだり、迷ったりした事が帳消しになる瞬間がその時です。支えてくれる方を裏切る事なく、自分にウソをつく事なく、これからもぼちぼち行こうと思います。
何よりも楽しむ事を忘れずどんどんやっていきます。必ず。
次回の買い付けは年明けを予定しておりますのでご期待下さい。

2011年11月20日日曜日

アメリカ買い付け10月 VOL.10

アメリカ大自然で癒されたニューメキシコ。
走行距離約2000km。しんどさもあまり感じず楽しい時間を過ごす事が出来ました。
その後、アルバカーキで一泊していざ初シカゴへGO!。

シカゴではお目当てのビンテージショーやアウトドアショップなどが目的です。
アメリカ第三の都市シカゴ。シカゴのイメージといえば、治安悪そう、シカゴブルズ、リチャード・ギアが出ていた映画、マフィア、犯罪率高い、撃たれそうくらい。何しろジョーダン以外は危ないイメージしか出てきません。
そんな街の様子。


街の中心部は観光客など多く賑わっています。
治安もあまり悪そうではありません。
大丈夫かと安心していると道でタバコを吸っている松浦がホームレスのおっちゃんから当たり前のようにタバコを要求されています。海外ではよくある事です。そのたびに人のいい松浦は”タバコぐらいかまへんで”という感じであげてしまいます。そんな様子を離れて見ていると
『NO!NO!BUSY!BUSY!」
松浦の声。
どうしたのかと思い、近づいて話を聞くとおっちゃん
『オレはこの近くでカッコいい帽子を売っている。お前はいい奴やから安くしてやる。1つ$15で売ってやるからついて来い。マイブラザー。ゴーゴー!』みたいな事をすごい勢いで言われています。絶対うそです。カッコいい帽子を売ってるヤツが裸足なわけありません。親切心でタバコあげたのに平気で恩を仇で返してきます。その厚かましさ、ある意味怖いです。なんとか得意の死んだ魚の目で睨みをきかし追っ払いましたがホント気分悪いです。
その後、気を取り直して街を散策。お目当ての場所、リサーチなんかも一通り終わらせてその日の買い付けは終了です。
それから楽しい夕食の時間。ホテル近くで気になったこんなお店へと向かいます。

その怪しいキャラクターとバックトゥザフューチャー的な80`Sの雰囲気にやられてどうしても入りたくなりました。
シカゴにしかないドライブスルーがメインのホットドッグ屋さんです。
ドライブスルーと言っても日本のそれとは少し違います。システムは駐車場に停めた後、車から降りずに近くの機械で注文します。その後、店員さんが車まで持って来てくれて、車の中で食べるというものです。もう店入っても一緒やろと思っていましたがそのちょっとがアメリカっぽいなと感じる所ではあります。
早速注文。一番ボリュームがありそうなダブルチーズーバーガーとシュリンプのフリッターそしてバニラシェイクを注文。(ちなみに”バニラシェイク”と注文すると”パイナップル?”と聞き返されます。そう聞こえてんの?とパイナップルってめずらしっの複雑な気分。)

こうゆうジャンクな感じたまりません。特に一本丸ごとのピクルスやハンバーガー内の絵の具のような緑のものなど大得意です。ちなみに味はうそやと思うくらい絶品です。シカゴへ行かれる方は是非ご賞味下さい。

続く。





2011年11月17日木曜日

アメリカ買い付け10月 VOL.9

続き。
行きつけのジュエリーショップです。
初回からお世話になっているメルホスキーさんがいるショップです。
いつも色んな物を見せてくれるのですが今回は

こんな原石や。
年代物のこんなものまで。どんどん出してくれます。面白いです。
そして、これでいつものこんなん。

メルホスキー目が冷めたすぎるから。(ぜんぜんうけてません。)

メルホスキー、もうどっか行っちゃいました。(なんのポーズ?意味分からん。)

松浦はさておき、いつも親切なメルホスキーに感謝です。
海外で感じる事のひとつに売り手と買い手の距離感の違いがあります。
日本だとどうしても買い手の方が上ってイメージがあります。
でも海外だと関係性はイーブン。対等なわけです。
ウソがいらない分、話もシンプルです。
そこにはお客様に満足して頂こうという本質的なサービス心があるようにも思えます。(ダメなやつもいっぱいいるけど)

なんかでZOZO TOWNの社長も言っていました。
『お客様は神様ですはもう古い。これからはお客様は友達だ』だそうです。
つながりという意味も込めてだと思いますが分かるような気がします。
結局”人ありき”という事。それがいいなと感じました。

そして帰り道の景色。

自然感がすごい。
普段、地平線があんなに遠く感じる事がありません。
地球って結構デカイです。

続く。


アメリカ買い付け10月 VOL.8

まだ、買い付けブログです。
実際、記憶が薄くなってます。
どんどん更新します。

ホワイトサンズを後に近くのラスクルーセスで一泊してメキシコ国境の町エルパソへと向かいます。メキシコって聞くとあまりいい印象はありませんがここまで来たならと。お目当てはELPASO SADDLE BLANKETというラグやらジュエリーやらのお店です。
昔、卸の時代に何百個というここのバッグを検品したことを思い出します。

車を走らせ1時間で到着。



いかにもな感じ。
松浦も髪型はよく分かりませんがなぜか溶け込んでいます。
そして、だだっ広い店内はこんな感じです。


エルパソ サドル ブランケットというだけあって、やはりブランケットの数がハンパないです。200種類くらいはあり目移りします。
その中から選りすぐりのラグ、ストールなどをピックアップしました。(ありがとうございます。完売しました。)
そして、サービス精神旺盛な松浦。写真のたびに”なんか”というとなんかしてくれます。
基本、変顔しかないのですがどんどんしてくれます。
そう、松浦は撮られるのが大好きなんです。

そんな松浦を放置してトイレ休憩。
男性トイレへと入ると鏡の前に金髪の女性が立っています。
『SORRY!』
間違えて女性用に入ったと思い外に出て慌てて表示を確認。・・・男性用。
『ん?おかしい。合ってる。でもさっきの人は?なんで。ニューハーフとか?』
おそるおそる入って確認すると

マネキンでした。
それはそれでこわいから。
その後、もう一件ジュエリーショップへ。

続く。

2011年11月11日金曜日

アメリカ買い付け10月 VOL.7

ニューメキシコの中でも
外せない場所、来たくなる場所、それがチマヨです。
オルテガ、センチネラ、トルヒーリョスなど芸術的なラグが一度に見られる場所です。特にオルテガのベストを着る気分でもないですがアルバカーキから近い事もあり、なぜか来たくなります。最初に来た時はナビに惑わされ、車も入れないような山道や民家を歩いて散策しました。住人には不審人物と間違えられ、番犬には追いかけられと散々な目にあった事が懐かしく思い出されます。ちなみにこの3店舗は大通りに面しているので普通は間違えません。


オルテガ〜
少量ですがサングラスケース、小物入れ、ブックマーク、バッグ、ラグなど入荷しておりますので店頭でご覧下さい。

その後、チマヨを後にしてホワイトサンズへ。
とりあえず画像から


聞こえるのは風の音だけ。
白い砂と青い空の世界が広がります。
特に何をする訳でもなくゆったりと時間が過ぎていきます。

広大な敷地に砂ばかり、たまに植物などありますが比べる物がないので前の丘が近いのか遠いのか分からず、目が錯覚を起こします。それならと”確認をしに行けるところまで行ってみよう”と思い、松浦を残しひとり歩き始めます。丘を下り、丘を上がり、松浦を確認。丘を下り、丘を上がり、よしもう一丁。丘を下り、平地を歩き、丘を上がり、結構来たなと振り返って松浦を確認と思ったらいません。まわりを見渡すも誰ひとりいません。”うそ?やってもうた。”自分でもどれくらい歩いたかが分かりません。こんな所でまさかの遭難?砂漠で遭難?やばい。そんなに行ってないはず。ここどこやろ。・・・こんなに不安になるのは小一の時、あやめ池で迷子になった時以来。昔読んだ浦沢先生のマスターキートンに出てきた砂漠で生きる術みたいな事も思い出されます。いやいや、いきなりサバイバル無理。冷静なのかそうじゃないのかよくわからない状態。思った直後、辰吉の白浜合宿ばりのダッシュで本気走りしていました。

5分後どうにか松浦を発見。
安堵の表情を隠し、何食わぬ顔で合流。事なきを得ました。
色んな意味でセーフ。

ちなみにバーベキューも出来ます。

続く。

2011年11月5日土曜日

アメリカ買い付け10月 VOL.6

サントドミンゴ族、ALOISさんの事。
前々回のニューメキシコ買い付けの際、仲良くなったALOISさんの所へと向かいます。
前回、入荷分は即完売となったこちらのジュエリー、某インディアンジュエリーショップのスタッフからも羨ましがられた程の完成度、レア度の高いアイテムです。何より普通は取引してくれないので商売にならないのですが僕らの熱意が伝わり、今は”がっつり”いい関係でいさせてもらっています。
立ち上げ当初に二人で決めた約束に
『嫌なヤツからは物買わん!嫌なヤツとは付き合わん!』
というなんともふてぶてしい項目を作りました。
今もそれは守れています。ですのでハッキリと言えます。
『これめっちゃええ人が丹誠込めて作ったサイコーにかっこいいジュエリーです。』と。
その画像がこちら。

そして、今回の目玉は、な、なんと
”ALternAスペシャルオーダーです!”
それがこちら。


全ての型、石を選び、作って頂きました。
特に圧巻はブラックジェットを使用した10連バングル。パンチ力でしかありません。ヤバいです。
是非、店頭で試してみて下さい。

実は今回、松浦は二人分の結婚指輪をスペシャルオーダーしていたのですが作成中に一つが割れてしまい、間に合わず。残念、断念かと思っているとALOISさん
『日本に送ってやる。そしてこれはオレからプレゼントさせてくれ。友達の証だ。』
めっちゃええ人。いや、めっちゃええ人。そして粋。
子供のように喜ぶ松浦。
”はしゃぎやがって”という表情とは裏腹に完全にうらやましさが漏れる辻本。
そこにALOISさん、
『ケンジロ。お前にはオレがカッコいいと思うスペシャルを作って一緒に送ってやるからな。心配するな』
かまわず子供のように喜ぶ辻本。
はしゃぐ二人。
サイコーの時間です。

そして、
最後に恒例のツーショット。
次、会えるのは春かな。待ち遠しいです。


買い付け後、お店を出た直後の松浦の一言。
『オレ、アロイスさん死んだら絶対泣くわ。』
いやいや、どんな想像してんねん。切り口斬新やけど。
それぐらいアロイスさんが好きな僕達でした。

お知らせ〜
ALternAでお買い上げ頂きました全てのインディアンジュエリーはアフターサービスと致しまして不都合がある場合、お時間は頂きますが無料でリペアー対応させて頂きます。現地で確認後となりますので出来ない事もありますが一度ご相談下さい。(お時間は頂きますが凄くきれいに仕上げてくれます。)

続く。

2011年11月1日火曜日

アメリカ買い付け10月 VOL.5

ALOISさんの前に食事の話。

海外行って何が困るってそれは”英語”です。
全く出来ん事ないし、めっちゃ出来る訳でもない。そんな時期が一番ドキドキします。僕の理想では『英語喋れるんや?』って聞かれた時に『ま〜日常会話程度ならな』とさらっと言える様になるまでは頑張ろうと思っています。
そんな僕らが一番気を使うのが食事の注文です。ファストフードならともかくレストランに入るとめっちゃ聞いてきよるでしょ。『ステーキにマッシュポテトかベイクドポテトどっちか付けるか?』とか『肉は何オンスにする?』とか『サラダのドレッシングは何がいい?これとこれとこれと・・・』とか。特に女性の店員なんかはかまわず早口。分かってもらおうなんて気はサラサラない訳でどんどん話が進んで”何か思ってもない物が来てもうたな”てこともしばしば。あと”なんか量多くない?”って事もよくある。

そんな失敗のせいもあり、うちの松浦はレストラン恐怖症。デッカい体からは想像出来ないほどの小心者の為、あんまり行きたがりません。
今回もせっかくだからとホテル横のバーも併設されているアメリカンなステーキハウスへと連れ出してみます。雰囲気はいい感じ。


しかし、なかなか入ろうとしない松浦。
入り口でモゾモゾしています。
辻本『行こか。先行くで。』
松浦『ツージーすごいな。ビビらへんの?』
辻本『ぜんぜん。ビビらへん。こんなんな、入ったたらええねん。』
松浦『入ったたらええって・・・』
辻本『こんなんでビビってたらアカンで。とりあえず入ったらお腹一杯にはなるんやから。』
松浦『そやけど・・・受け答えとか難しいやん・・・。何言ってるか分からん事もあるし・・・。』
そのモジモジ加減にイラっときた辻本。
『そう言う事を考えてる時点で違うねん!オレらの目的はうまく会話するじゃなくて空腹を満たす事やからな。何の為にここに入るの?おいしい物を食べてお腹一杯になって、明日も頑張ろいうことやろ。・・・なんでもそうやろ。目的を見失うから迷ったりビビったりするわけや。目的をはっきりしておけば今やらなアカンことも明確や。だからどんどん入ってかな。ビビる事なんかないで。入ったらええねん。入ったらお腹いっぱいになるんやから。楽しいディナータイムの始まりやで。』


”オレについて来い”とさっそうと扉を開けて入る僕。
入ってすぐ、そこのホワイトボードに書かれていた文字。
『今日はバー会場でライブの為ステーキハウスはお休みです。』
辻本『?』
うそ〜!!!。入ったけどお腹いっぱいならんかった。ぜんぜん食べれへんかった。もう松浦さん入って来んといてと思ったけどすぐ入って来よった。うわ〜めっちゃはずかしいやん。人生まで語ってもた。何この状況。自分で理解でけへんわ。
横目で松浦の表情を確認。ちょっとどや顔の松浦。
『なに!なに!まさかの休み!?』
めっちゃ歯切れええやん。さっきの弱腰どこいったんや。
『行きよい良く入ってても無理な事もあるんやな。』
言い方、腹立つわ〜。


しかし、どう考えても休み。ダイニングは真っ暗でバーにしか人はいません。
慌てているのを悟られまいと”知ってたで”ぐらいの感じでわけも分からず
『へ〜。バーもいい雰囲気やな。ビール飲みたなってきた。』
と言うしらこいウソをつく僕。
『いやいや、オレお腹減ってんねん!』
と的確に返してくる松浦。
完全に負けた感じです。
しょうがないので別の店へと向かいました。

続く。