2013年9月7日土曜日

ALTERNA NEW ITEN "FUJITO Hood Coat"

こんにちは。
買付ブログが人気の中、本日も入荷情報を掘り込みます(笑

少し気は早いですがFUJITOの”フードコート”のご紹介

今シーズンは*3レイヤーの防水浸湿素材で提案します。
突然の雨や雪、強風を遮断しており、、またややAラインのシルエットが程良く、ジャケットの上から羽織れるサイズ感です。スーツを着た際にもごわつかないのでストレス無く着て頂けます。

取り外し可能なフードも装備していますので、天候に合わせてフードを装着したり、オンオフ共に着用できます。

春に人気だった赤からオレンジに変更し素材もアップグレードされたアイテムになっております。

*3レイヤー
裏地+防水透湿素材(もしくは防水素材)+表地 
2レイヤーにはない裏地もあるので快適に使える素材です。
コーテイングされているので劣化が2レイヤーと比べ起こりにくくなっているのも特徴。


 



  
col : Orange
price :  47, 250 yen
size : S M

ご来店、お待ちしております。

2013.9.7 ALternA Matsuura

アメリカ買い付け2013年8月 vo.3

『続々•Flat tire』
”1時間”
短いような長いような微妙な時間。
さっきまで気にならなかった街並が急に気になり始める。一人になり冷静にまわりを見渡すとあまり治安の良い場所ではなさそうだ。いや、むしろ悪い。街頭も少なく薄暗い。ウーハーを積んだ黒人のピックアップが道を徘徊している。たまたま停めた家の前に悪そうな車がどんどん集まってくる。車の中の僕に気付いた玄関に立っているRUN-D.M.Cみたいな3人組が”アイツなんでオレんちの前に車停めてんねん”とこちらの様子を伺っている。
”よりによってなぜこんな場所で ”
僕は全てのドアの鍵をロックしこれでもかというぐらい座席を倒し忍者の様に息をひそめた。
"そう、オレはジャパニーズニンジャだ”と自分に言い聞かせて冷静を保つ。

30分経過。
まだ半分か。長いな。
その時、一台の車が僕の車に横付けで駐車した。
なんで?明らかにロードサービスの車ではない。
僕はさっきよりも深く深く座席へと潜り込んだ。
”トン、トン”
窓を叩く音。ヤバい。
とっさに寝たふりをしてみる。
”トン、トン、トン”
ダメだ、噓寝 はバレている。
最悪のケースが脳裏をよぎる。
もし、拳銃を突きつけられたら...降りるしかない。

意を決し
恐る恐るも顔を上げると———、
そこには満面の笑みのさっきの夫婦が立っていた。


『ロードサービスが30分くらい遅れるみたい。ごめんね。お腹減ったでしょ。これでも食べて元気出して。私たちがお気に入りのお店のよ。』
笑顔の二人。
怖い人じゃない安心感と思いがけない優しさにちょっと泣きそうになる。 
遠く離れた異国で心細くなった時こんなにも優しくされたら誰だって泣きます。
”人にやさしく ”
そんな事をあたり前の様に出来る人になりたいと心から思った。
”じゃあね”と足早に立ち去ろうとする二人に”写真だけ撮らせて”とお願いするとすごく笑ってくれた。
”Ha,ha,ha.この状況でそんなこと言うの”
”Ha,ha,ha.さっきまで隠れてたのに”
バレてはいたが恥ずかしくなんてなかった。
二人が笑ってくれた事が堪らなく嬉しかった。


僕はこの二人の笑顔を忘れる事はないだろう。


それから1時間待ってようやくロードサービスが到着。
タイアをスペアに交換。 左の前輪を外し始めた。あれっ?ランプ付いてるのは右やったはず。そっちも?と確認しにいくと左の前輪は完全にバーストしてタイアが半分以上無い状態。それを見た時はさすがに背筋が凍りついた。強行して走っていたらどうなっていた事か考えただけで恐ろしくなる。結局、前輪両方をパンクして一方をスペア、一方を空気をパンパンにしてどうにかレンタカー会社へと急いだのであった。

レンタカー会社での押し問答で1時間ほどかかりどうにか別の車を用意してもらう。
この時点で午前1時すぎ。
入れ直す気合いも風前の灯。
しかし、”行く”以外の選択肢が無い。

そこからのドライブは”過酷”そのもの。
走っても走っても、全然、着かない。
100km走ったと思ったら次も道なりに90kmの表示。
その後も50km、その後も30km、20km...
”もう!なんなん!”
車中、次から次へと迫りくる睡魔との戦い。
あんなにも4つの窓全開にして走ったのも初めて。
あんなにも本気で自分をビンタしたのは初めてです。
今後、グーグルマップなんて信じない。

結局、ホテル到着は午前4時。
自分でもよく来る事が出来たなと感心する。
長い長い夜が終わろうとしていた。


明日は5時起きか。
たぶん、ちゃんと起きれるだろう。
そんな自分は偉いなと思う反面、なぜか少し腹立たしく思いながら床に就いた。

続く。

2013年9月6日金曜日

アメリカ買い付け2013年8月 vo.2

『続•Flat tire』
時計を見る。
なんだかんだで午後9時過ぎ。
ぼやぼやもしてられない。
路肩でハザードを出しながら冷静に思い返してみる。
”パスっていったな→点滅しだす→数字減ってく→スゴい音なる→パンク”
うん、絶対パンク。
”なぜ、着いてそうそうにこんな事なってしまうのか?オレ!”
”なぜ、そのまま行けると思ったのか?オレ!”
”なぜ、数字が減っていくのを見て爆発すると思ったのか?オレ!”
初めての事に打たれ弱い自分に落胆以外の感情はない。
緊急時のオレにもう期待しないと心に決める。

助けを呼ぶしか他は無い。
まずは高速からの脱出。
ハザードを出しながらロースピードで一番近い出口で降りる事に成功。
パタパタとスゴい音は鳴り止まない。
降りたすぐの信号の手前で止まり外に出て赤になるのを待つ。
ビュンビュン飛ばす車。なかなか変わらない信号。

ようやく信号が変わり一台の車が止まった。
”うぅん..."
少し躊躇。
しかし、こんな時に人見知り出してる場合じゃない。
このチャンス逃がしてなるものか。
勇気を出して手を振る。
完全に不審がられている。
引きつった笑顔がより一層不審感を醸し出す。
それでもさっきよりもオーバーリアクションで手を振る。
そして、ようやく助手席の窓が開いた。

止まってくれたのは近くに住んでいるという夫婦。見るからに優しそうな夫婦だ。ご飯を食べに出かけ今から家に帰るらしい。 事情を説明してレンタカー会社に電話してもらえる様に頼んだ。先程の不審感もなくなり”今さっき借りたばっかり?ついてないわね。”と心配してくれる。ただ、待てど暮らせど電話が繋がらない。5分、10分、20分...でも繋がらない。パンフレットの”24時間対応します”の文字が腹立たしくなってくる。僕は申し訳ない気持ちイッパイで空を見て待つほかなかった。
...30分後ようやく電話が繋がった。
奥さんは適切に事情を説明し、責任もそちらにあるとまで交渉してくれた。
詳しい場所を説明しロードサービスも手際良く手配してくれた。
”助かった〜。一安心。”

夫婦『ロードサービスが来るまで1時間程かかるけどここで待っていてね。』
僕『とても親切にしてくれてありがとう。なんてお礼を言ったらいいか。』
僕は連絡先を書いてとメモを渡した。
横に首を振る二人。
夫婦『困った時はお互い様。』
笑顔の二人。
僕『じゃあ、せめてお名前だけでも』
夫婦『いいの、いいの。気にしないで。楽しい旅行をね。』
走り去る車。
まさか自分がこの台詞を使う時が来るとは夢にも思いませんでした。
名前も知らないご夫婦、本当にお世話になりました。
あの人達に出会わせてくれた神様に感謝です。

そして、オレはまだツイていると強気になるのでした。

続く。