濃緑の長いトンネルを抜けると楽園であった。
昼の日がキラキラと輝く。
駐車場にフォードを停めた。
車の座席から立ち上がり、めいっぱいの深呼吸をした。土のニオイがする。僕は廻りを見渡しながら自然と笑顔になっていた。木々の生い茂る庭へと歩き始めて、誰かと会話しているかの様に
「メッチャいいな、メッチャいいな。」
独り言の音量ではない声が響いた。
羽を広げてゆっくり近づいて来たその鳥は、気品あるハイエロファントグリーン。艶やかな群青いろの胴体でメスの鳥を誘惑していた。
こんなところに孔雀かと遠くを眺めると、バラックのような小屋には山羊、ニワトリ、亀が方々に散らばっていて、それぞれが好き勝手な間取りで我が物顔にシェアしていた。昼の日は眩しく、時間が過ぎていくのを忘れてしまうくらいの空気に身を委ねる心地良さがそこにあった。
ニューメキシコ州
ロスポブラノスの土地で「薬草」として様々な用途に使われてきたラベンダー。その豊かな自然の贈り物であるラベンダーの良さを感じてもらい、いらして下さったゲストの方々によりリラックスして頂きたい、とのオーナーの強い想いでヴィラのアメニティとしてスタートしたのでロスポブラノスのラベンダーボディケアコレクションの始まりです。スタート時の部屋数はわずか6部屋。そのお部屋のためだけにロスポブラノスのオーナーであるレンビ氏が試行錯誤を繰り返しレシピと作ったアメニティが評判を呼び、現在のコレクションが誕生しました。
一人、庭のベンチでラベンダー味のアイスクリームを食す。
本当はベタなバニラがよかった。
でもここはラベンダーが有名らしい。
半ば強制的に自分プレッシャー。
...思ってた5倍くらいうまい。
次、来た時も食べる。
続く。
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